親がどんな保険に入っているのか、知っていますか。
私は、90代の母が保険に入っていることは知っていましたが、詳しい内容までは分かっていませんでした。
保険料の支払いはすでに終わっているようでしたが、どのような契約なのか、この先どうすればよいのかも分からないまま。
そこで母と一緒に、保険会社の支店へ行って確認することにしました。
この記事では、母の保険内容を確認し、解約するかどうかを考えたあと、私を契約者代理人として指定したときのことを書きます。
母がどんな保険に入っているのか、知りませんでした

親のお金に関することを少しずつ整理していくなかで、気になっていたのが保険でした。
母が保険に入っていることは知っていました。
けれど、どのような保障があるのか、保険料の支払いはどうなっているのか、今後どのような手続きが必要になるのかまでは分かっていませんでした。
書類を見ただけでは、私には判断できないこともありました。
分からないままにしておくより、母が元気で自分の意思を伝えられるうちに、一度きちんと確認しておきたいと思いました。
母と一緒に支店の窓口へ行きました

まず、母と一緒に保険会社の支店へ行きました。
窓口では、母が加入している保険について、一つずつ説明してもらいました。
説明にかかった時間は、30〜40分ほどだったと思います。
保険料の支払いがすでに終わっていることや、現在の契約内容などを聞き、ようやく全体が分かってきました。
自宅で書類を眺めているだけでは分からなかったことも、窓口で説明してもらうと整理しやすくなりました。
まずは、何に入っているのかを知る。
わが家の保険の整理は、そこから始まりました。
解約するかどうか、迷いました

内容が分かると、次に考えたのが、
この保険を、そのまま残しておくのか。
それとも、今のうちに解約して整理しておくのか、ということでした。
私なりに考えましたが、契約しているのは母です。
最終的にどうしたいのかは、母の気持ちを聞いて決めたいと思いました。
そこで、母に尋ねました。
「この保険、どうしたい?」
母は「そのままにしておいて」と言いました

母の答えは、はっきりしていました。
「そのままにしておいて」
迷っているような様子ではなく、母には保険を残しておきたいという強い希望がありました。
私が整理しやすいかどうかではなく、母がどうしたいのか。
その言葉を聞いて、解約せず、そのまま持っておくことに決めました。
親のお金や契約を整理していると、手続きを進めることばかり考えてしまうことがあります。
けれど、整理することと、親の希望を置き去りにすることは違います。
今回、私にとって大切だったのは、母の「そのままにしておいて」という気持ちでした。
そのままにすると決めたので、代理人の手続きをしました

保険を残すと決めた一方で、気になることもありました。
将来、母が契約に関する手続きの意思表示をすることが難しくなったとき、家族はどうすればよいのだろう、ということです。
窓口で相談すると、あらかじめ代理人を指定しておく「契約者代理制度」があると教えてもらいました。
母の場合は、保険料の支払いが終わっている保険が2件ありました。
今回は、その2件とも同じように代理人を指定することにしました。
保険をそのまま残すなら、必要になったときに動ける形にしておく。
母の希望を尊重しながら、将来に備えるための手続きでした。
※「契約者代理制度」の名称や内容、代理人が行える手続きの範囲などは、保険会社や商品によって異なります。
代理人を指定するのに、母本人の手続きが必要でした
私を代理人として指定する手続きでしたが、私だけで進めることはできませんでした。
母の場合は、契約者である母本人の手続きが必要だったため、母と一緒にもう一度、支店の窓口へ行きました。
誰を代理人に指定するのかを決めるのも、母自身です。
母が自分の意思を伝え、自分で手続きできるうちに行けたことは、よかったと思っています。
手続きは、窓口で座ったまま進めることができました。
書類には、母本人の署名が必要でした。
母は自分の名前を書くことができるため、説明を聞きながら自分で署名しました。
私たちの場合、この手続きに費用はかかりませんでした。
後日、ハガキが届いて手続きが完了しました

後日、手続きが完了したことを知らせるハガキが届きました。
これで、母の保険についてひとつ準備ができました。
保険を解約したわけでも、契約内容を大きく変えたわけでもありません。
母が「そのままにしておきたい」と言ったものを、そのまま残しました。
ただ、将来必要になったときに動けるよう、今できる準備だけをしておきました。
親の保険も、まずは知るところから
今回、最初にしたことは、母がどんな保険に入っているのかを確認することでした。
次に、解約するかどうかを私の都合だけで決めず、母がどうしたいのかを聞きました。
そして、そのまま残すと決めたから、必要なときに手続きできる形にしておきました。
母の答えは、
「そのままにしておいて」
でした。
親のお金や契約を整理するというと、減らしたり、解約したりすることを考えがちです。
でも今回のわが家の場合は、残すこともひとつの整理でした。
親が自分の意思を伝えられるうちに、
「どうしたい?」
と聞いておく。
それも、これからのことを考えるための準備のひとつなのだと思います。
親のお金や口座を整理したときのことは、こちらの記事に書いています。
→「親のお金の管理|口座をまとめるとき本人確認で困ったことと、私がしている記録の残し方」
ご注意
※この記事は、わが家で実際に行った手続きについて書いたものです。
※保険の制度の名称や内容、代理人が行える手続きの範囲、利用条件、本人確認の方法などは、保険会社や商品によって異なります。詳しくは、ご契約の保険会社へご確認ください。
※「契約者代理制度」と「指定代理請求制度」など、名称が似ていても対象となる手続きが異なる場合があります。
今日という一日が、あなたにとって心地よい「ちょうどいい距離」の一歩になりますように。
きーのこと

