実家じまいでは、たくさんのものを手放しました。
けれど、すべてを捨てたわけではありません。
買取業者さんにお願いしたもの、ご近所の方にお譲りしたもの、そしてメルカリで次の方へ届けたもの。
なかでもいちばん多かったのは、母が作ってくれた私の着物でした。
この記事では、実家から出たものの行き先を、「私の場合」としてお話しします。
※実家の片付けにかかった費用や、家財回収のことは、こちらの記事に書いています。
→「実家じまいの費用|85万円の見積もりから家財回収を55,000円に抑えた方法」
「売ったら? 次の人へ」と言ったのは母でした
実家のものを売ろうと言い出したのは、母でした。
「売ったら? 次の人へ」
母は、率先してそう言ってくれました。
実家を売ることを決めたときと同じように、母は、ものも次の方に使っていただくことを望んでいたのだと思います。
※実家の売却を言い出したのも、母でした。そのときのことは、こちらの記事に書いています。
→「遠方の空き家を売却するまで1年4か月|実家じまいで私がしたこと」
掛け軸や置物は、買取業者さんに来ていただきました
古い家には、掛け軸や置物など、骨董品と呼べそうなものもいくつか残っていました。
そうしたものは、買取業者さんに実家まで来ていただき、査定と買取をお願いしました。
ビンテージのものなら高く売れることもあるそうですが、実家にあったものは、そういうものではありませんでした。
それでも、捨てるためにお金をかけるのではなく、値段がついて引き取っていただけたことは、ありがたいことでした。
母が作ってくれた着物を、次の方へ

母は、趣味と仕事で、着物をたくさん作っていました。
母の分だけでなく、私の分もたくさん作ってくれていました。
なかには、一度も袖を通していない、新品のままのものもありました。
けれど、着物は買取に出しても、ほとんど値段がつかないことが多いと聞いていました。
まとめて、実際に査定してもらったこともあります。
母にもそのことを伝えたうえで、二人で決めました。
「気に入って、着てくださる方に届けよう」
私自身、もう着物を着る機会もありません。
しまっておくより、着ていただけるほうが、母も着物も喜ぶと思いました。
着物、帯、草履、和装小物。たくさん売れました

メルカリには、着物だけでなく、帯や草履、和装小物も出品しました。
たくさんの方が買ってくださり、皆さん、とても気に入ってくださいました。
和裁道具や、糸などもたくさんありました。
こうしたものも、必要としてくださる方が見つかりました。
正絹の端切れは、色ごとに小分けにして完売しました

実家には、着物の端切れもたくさん残っていました。
すべて正絹です。
捨ててしまうのは、もったいない。
そこで、色ごとに小分けにして出品したところ、すべて売れました。
小さな布でも、使い道を考えてくださる方がいるのだと知りました。
持ち帰れるものは、母と一緒に持ち帰りました
母との引越しの際に持ち帰ったものも、たくさんありました。
テレビやビデオデッキなど、実家から持ち帰れるものは、母と一緒に持ち帰りました。
宅配便で送れるものは荷造りをして、自宅へ送りました。
段ボールで送ったのは、たくさんの新しい座布団や、電気毛布、使っていないシーツやタオル、小さめの電化製品などです。
それ以外のものは、ご近所の方にお譲りしたり、処分したりしました。
自宅へ届いたものはあらためて整理し、まだ使えるものはメルカリへ出品しました。
※実家の屋根裏から出てきたものや、父が残した古いお札のことは、こちらの記事に書いています。
→「親が元気なうちに聞いておきたいこと|母を引き取って初めて知った家・土地・お金の話」
人形は、お寺で供養していただきました
屋根裏からは、人形も出てきました。
結納のときの人形で、その役目は、もう終わっています。
この先、子どもたちが処分することになったら、きっと大変です。
そこで、私たちできちんとお礼をして、お寺へ持ち込み、供養していただきました。
ただ捨てるのではなく、区切りをつけて手放せたことで、私も気持ちが楽になりました。
捨てる前に、行き先を考えてみる

実家のものを手放すとき、私が大切にしたのは、捨てる前に行き先を考えることでした。
買取業者さんにお願いする。
ご近所の方にお譲りする。
メルカリで、使ってくださる方を探す。
着物も、帯も、端切れも、次の方に使っていただけたことが、母も私もうれしかったです。
もちろん、すべてを売ったり、お譲りしたりできるわけではありません。
時間や体力に限りがあるときは、業者さんにお願いすることも大切だと思います。
それでも、「次の人へ」という母の言葉があったから、私は一つひとつのものと向き合うことができました。
実家じまいを何から始めればよいか迷っている方は、こちらの記事に、私が動いた順番をまとめています。
→「実家じまいは何から始める?親の介護と実家じまい、私が動いた順番」
今日という一日が、あなたにとって心地よい「ちょうどいい距離」の一歩になりますように。
きーのこと


